挨拶

 ホームページ開設にあたり一言ご挨拶申し上げます。
 「再犯防止の推進に係る国、及び地方自治体に対する責務」が科せられるなどいくつかの施策が着実に歩み続け和歌山県でも「再犯防止推進計画」策定が急がれることとして県当局がその任にあたり心を砕いてくれています。この計画を着実に実施するためには、国、地方公共団体、民間が一体となって犯罪や非行をした人の立ち直りに向けた取り組を一層強力に推進することが重要であり、地域において活動する我々更生保護関係者にとってこの計画は活動の後押し、また、充実に繋がるものと思われます。
 犯罪を犯した人をどのように社会に受け入れるのかは、様々な意見があるとおもいます、社会の人々や、私たち更生保護関係者の方々が対象者が再犯をしないためのひとつに「仕事に就いて生活が成り立つように」と考え行動しております。
 ”社会を明るくする運動”作文コンテストでは和歌山県下で七千七百四十七通の応募の中から全国審査において優秀賞に全国更生保護女性連盟会長賞、全国BBS連盟会長賞、に輝く作品もあり犯罪や非行をした人達の立ち直りを支えるためには、地域のチカラが欠かせないこと、就労支援にも引続き取り組んで行くことがことが必要であるとつづられており再認識するところです。
その作品の中では「心にバリアを作ったまま間違った解釈をしない」「友愛の心を持たなければ決して社会はあかるくならない」のだと地域社会のあり方、いわゆる居場所のあり方について、示唆深いものでありました、このような考えや思いを持つ若い人たちがおられることを、心強く感じるとともに、今後の活動に対する思いを一層強くする機会となりました。和歌山県下各地域に広がっていくことを期待してやみません。
 おわりに、私ども更生保護関係者は、社会の要請に応えるべく、またその責任の大きさを深く認識し、地域の人々と手をたずさえ、犯罪や非行のない明るい社会の建設と、更生保護の諸活動に邁進することへの誓いを新たにし、今後とも協働する社会、活動を期待いたします。