和歌山保護司会の事務局は「更生保護サポートセンター和歌山」にあります。

 保護区は、東西南北の4つの支部で構成され活動には4支部合同の活動と、支部独自の地域に合わせた活動とがあります。
 執行機関としては総務部・研修部・犯罪予防活動部・協力組織部があり、4支部もそれぞれ同じ部を組織し、執行する事項は和歌山保護司会に準じます。
 

【専門部会の主な活動】
 ・総務部・・・・・・総会等の組織運営・諸行事の企画調整・保護司の確保等
 ・研修部・・・・・・地域別定例研修・自主研修・合同研修
 ・犯罪予防活動部・・犯罪予防広報活動・社会を明るくする運動
 ・協力組織部・・・・更生保護女性会、BBS会、協力雇用主会との連携


各支部紹介
東支部  ☆西支部
南支部  ☆北支部


【東支部】

 和歌山保護司会は、平成11年までの9つの分会に分割して活動していましたが、東・西・南・北の4支部に統合合併されて、旧3つの分会が東支部となったのが和歌山県更生保護50周年の年でした。それから20年、世の中は大きく変化しました。少子化や人生100年時代と言われる高齢化社会、それに伴う核家族化は以前からも少なからず予測はできたでしょう。
 しかし、それ以上のスピードで家庭や学校、そして地域社会において人と人との繋がりが希薄化して孤立し、以前では考えられないような犯罪が突発的に多発しています。したがって更生保護活動の在り方も大きく変化せざるをえない社会状況であるといえましょう。
 なかでも、子どもおたちを取り巻く社会や生活環境の激変があげられます。
 インターネットを悪用した犯罪やSNSによる情報の全世界への瞬時の拡散など、20年前には考えられなかったことです。こうした利便さに付随する危険性をもっと認識して、未来を託す子どもたちを犯罪から守るための施策を熟考し、その成果の向上に更生保護に携わる私たちも努力していかなければと思います。

 和歌山保護司会東支部においても、従来からの全国的な”社会を明るくする運動”のより活発な活動をはじめ、学校、更生保護関係や諸団体等と深くつながり、罪を犯した人たちの更生はもちろんのこと、防犯活動にも力をそそぎ犯罪者を出さない住みよい街を、この地域から実現したいと思います。

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【西支部】

● 地 域 の 概 要 
 支部の地域にはJR和歌山駅、南海電鉄和歌山市駅という2つの主要ターミナルがあり、和歌山市への玄関口となっています。その為人の出入りも多く、また、県庁や市役所、保護観察所など官公庁も多数あり、和歌山城を中心に和歌山市の中心部に位置しています。

 十地区の小学校区がありましたが、平成29年、中心部にある雄湊・城北・本町の3つの小学校と伏虎中学校が1つとなり、伏虎義務教育学校が開校しました。これらの学校の跡地には、平成31年に4年制大学が開校し、更に看護大学、医療系大学も開校の予定で、少子化、高齢化、過疎化が進む地域にも少しは、若者が集まってくると期待されます。

 南海電鉄和歌山市駅の駅舎も立て替えられ、市民図書館や商業施設が入るとのことで、更に市民会館も移転新築の予定で、文化の中心地としての役割を果たしていかねばなりません。

 その為にも明るい街、住みよい街、犯罪のない街を目指し努力を重ねていく必要があり、私たち保護司も、その役割を担っていかなければならないと考えます。社会を明るくする運動、更生保護(再犯防止)などの活動を地域に浸透させるため、啓発活動の重要性を痛感しています。

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● 主 な 活 動
 社会を明るくする運動
 毎年、社会を明るくする運動の強調月間に南海電鉄和歌山市駅前で、和歌山西警察署のご協力を得て、社明啓発活動と、同時に薬物乱用防止啓発活動を行っています。
 また、更生保護女性会と共催で、各地域持ち回りで社明ミニ集会を開催し、地域住民、地域の各種団体の方々、そして小学校・中学校のPTAの若い方々にも参加して頂いて社明運動・更生保護・薬物乱用防止などについて講演活動を行っています。
 更に、それぞれの地域で行われる神社やお寺、小中学校などが主催するお祭りに参加して、社会を明るくする運動や薬物乱用防止のグッズを配布し、啓発活動を行っています。
 地域の更生保護女性会や更生保護関係者はもとより、民生委員、人権委員、婦人会などの方々の協力を得て、広く一般の方々に更生保護の趣旨を理解し、関心を持って頂くことを目的としています。

 研 修
 定例研修に加えて、毎年、保護司の研修と親睦を兼ねて研修旅行を行っています。ここ10年程は県外の刑務所の見学を主に行ってきました。刑務所内での生活状況、作業場面、就労支援活動など学ぶことも多くあります。親睦の意味では、夜のくつろぎの時間に保護司活動の難しさや体験談などお互いの意見交換などが自然に行われるいい機会でもあります。

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【南支部】

 和歌山保護司会南支部は、和歌山市の南の地域です。小学校区で言えば、砂山・吹上・高松・雑賀・雑賀崎・和歌浦・名草・浜宮等の小学校区です。地域の大きな特色は、神社仏閣の多い事です。神明神社・井原神社・矢の宮神社・天満宮・東照宮・玉津島神社・紀三井寺等々があります。それで神社仏閣に関わる夏祭りも沢山あります。だから人が沢山集まるそれぞれの祭りに『社会を明るくする運動』の広報活動も、各地域のそれぞれの祭りに乗っかり行っています。啓発グッズの配布等も行っています。又、更生保護女性会や地域の小学校のPTAの方々と共に、夜店の巡回をして、補導活動も、楽しみながらしています。子どもも大人も祭りを楽しんでおり、幸いこれまで大きな事件は、起こっていません。

 比較的古い地域が多いからか和歌山市の東西南北の各支部の中でも、犯罪件数も少なく安定しています。
 又、雑賀埼地区では、浪早ビーチに、社会を明るくする幟をシーズン中ずっと立てて、啓発につとめています。しかし潮風の影響か幟の傷みの早さに悩まされています。
 和歌浦地区では、例年和歌浦支所のまわりに幟を期間中立てています。油断して、7月1日に幟を立てていなかった年に、保護司OBの方から「幟立ってないよ。」と連絡を受けた事もありました。やはり、多くの方の目にとまっているのだなと思ったものでした。
 それぞれの地区で、工夫をこらし様々な場面で、社会を明るくする運動の幟をなびかせるのも大きな力になるし、大切な事の1つと思っています。

 それと、南支部では、毎年、社会を明るくする運動の1つの取り組みとして講演会を開催して来ました。『きのくに志学館』で、様々な分野の先生方をお招きして、お話をうかがって来ました。各地区の支所に案内状を送り、多くの人の参加を得て来ました。常に100人規模の講演会でした。役員達は、講演会成功の為、支部長・事務長を中心に一所懸命力を合わせて頑張るのも嬉しいことの1つです。多くの保護司と触れ合う中で、学ぶ事も多いです。一所懸命頑張る人の姿に触れ、自分もがんばらねばと思う事も度々です。
 又、学習会の場所も、紀三井寺はやし様のご好意で会場を優先的に提供していただき専用学習場所となっています。南支部活動の安定した運営に大きな力となっています事に常に感謝しています。

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【北支部】

 活動地域の沿革と現状

 北支部は、平成11年4月1日、和歌山第1分会と第9分会が統合され発足することとなりました。
 担当する地域は、和歌山市の北西部にあり和歌山北警察署管内が活動区域で、西は瀬戸内海国立公園の加太地区から、東は歴史的遺跡で知られる楠見地区までの加太・西脇・木本・松江・湊・貴志・野崎・楠見の八連合自治会を地域として活動しています。
 戦後大きく成長した住友金属工業㈱も新日本鋼鉄㈱と合併後、平成31年4月に日本製鉄㈱と社明を変更されることとなりました。
 また、和歌山大学周辺には『ふじと台』という大規模な住宅開発が続けられ、平成24年4月には『和歌山大学前駅』が平成26年4月には『イオン和歌山店』が開業し、平成29年4月には『第2阪和国道』(和歌山市~阪南市)が開通し大阪との交通が大変便利になりました。
 しかし、その反面として若者の他府県への流出が進み、核家族で空き家が増え生活環境も大きく変貌することとなりました。
 そのような中で、事件数そのものは減少傾向にありますが、検挙者に占める再犯者の割合が5割近くを占める中、関連更生保護団体の協力をいただきながら、街頭啓発活動やミニ集会を開催し『安全で安心できる、明るい地域社会づくり』に取り組んでいます。

 事業計画

 平成31年度事業計画について、北支部総会に於いて可決し、次の通り実施することとなりました。
 1、和歌山県保護司会連合会・和歌山保護司会との連携
 1、『第69回社会を明るくする運動』諸施策の実行と積極的参加
 1、支部啓発活動の実施とミニ集会の開催参加
 1、就労・住居等の生活基盤づくりの支援促進と協力雇用主への協力
 1、対象者の社会貢献活動の維持とその活動場所の開拓につとめる
 1、学校(特に中学校)との連携強化・地域ネットワークつくり
 1、関連更生保護団体との連携・協力(合同研修会並びに懇親会)
  和歌山市・更生保護協会・更生保護女性会・BBS会
  端正会・協力雇用主 等
 1、県更生保護功労者顕彰式参加協力
 1、全国・近畿保護司関係の大会・会議への参加協力
 1、地域別定例研修会の開催参加
  統一テーマ3回 自主テーマ2回 他
 1、北支部自主テーマ研修会の開催参加
  関係施設等見学 他地区保護司会との交流
 1、新任保護司増員活動・地区新任保護司候補者検討会開催に協力
 1、薬物乱用防止活動の推進・活動事業(研修会・広報活動)への参加

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